【獣医師監修】猫の下部尿路疾患用と腎臓病用のフードの違い、おすすめおやつまで紹介

猫の「下部尿路疾患」と「腎臓病」の違いは?

 よくある質問が「下部尿路疾患と腎臓病の違いは?」というものです。
下部尿路疾患は膀胱から尿道までの下部尿路に発生する様々な病気をまとめた総称です。

下部尿路疾患に含まれる病気は、膀胱炎、尿路結石、膀胱腫瘍などが多いです。
これらの病気が単独もしくは複数発生し、尿の排泄に伴う様々な症状が見られます。

一方で腎臓病は文字通り腎臓の病気で、様々な原因で腎臓がダメージを受けて機能が低下した状態を「腎不全」といい、これが長期間続くと慢性腎臓病と診断されます。

近年ではAIM (apoptosis inhibitor of macrophageの略称)という体内の「掃除機」の役割を持つ遺伝子が猫では十分に機能しておらず、この遺伝子変異が猫で慢性腎臓病が多い原因ではないかと考えられています。

猫の「下部尿路疾患用」と「腎臓病用」それぞれのフードの違いは?

下部尿路疾患と腎臓病のフードの違い

下部尿路疾患用のフードは主に「膀胱炎」と「尿道結石」の予防・ケアのために用いられます。

下部尿路疾患用のフードの特徴は以下の3点です。フード選びの際の参考にしてください。

    1. フード中のミネラル配合量が調整されている
      尿道結石を予防するためにマグネシウムやカルシウムなどのミネラル量が調整されており、体内のミネラルバランスを整えることができます。

    2. 尿中のpHをコントロールする
      尿道結石の原因として多いストラバイト結晶は尿がアルカリ性に傾くと作られやすく、逆にシュウ酸カルシウム結晶は尿が酸性に傾くと作られやすくなるという性質があります。下部尿路疾患用のフードは尿中のpHを中性の状態に整える作用があります。

    3. ストレスを和らげる
      特に猫の特発性膀胱炎はストレスが大きな発症要因と言われています。下部尿路疾患用のフードには、加水分解ミルクプロテインやトリプトファンなどのワンちゃんネコちゃんのストレスを軽減する効果が期待できる成分が含まれています。

腎臓病において大切なことは必要最低限の良質なタンパク質と十分なカリウムを摂取し、リンの摂取量を制限することです。

そのため、腎臓病用のフードはタンパク質、カリウム、リンの含有量が厳密に計算されており、腎臓の機能を維持することに役立ちます。

また、水分を十分に摂取することも大切であるため、可能であればドライフードよリもウェットフードを選ぶと良いでしょう。

 詳細についてはかかりつけ医にご相談ください。

犬猫におすすめの下部尿路ケア用おやつ
Gelletta(ジュレッタ)下部尿路ケア

犬猫の下部尿路ケアのおやつ

ジュレッタ」は、愛犬愛猫がおいしく水分補給するためにペット栄養管理士が開発した、手作り犬猫用ゼリーの素です。

水分補給+尿石や膀胱炎が心配なコには下部尿路ケア商品がおすすめです。

Gelletta(ジュレッタ)下部尿路ケア」は、下部尿路の健康維持に特化したフレーバ。

こんな愛猫・愛犬におすすめです↓

  • 膀胱炎や尿石症といった下部尿路疾患を発症しているコに
  • 下部尿路疾患をが心配なコに
  • 尿石や膀胱炎が心配なコに
  • しっかりと水分補給をさせたいコに
  • おしっこが濃いコに
  • ドライフードを食べているコに

通常の「ジュレッタ」と「ジュレッタ下部尿路ケア」の違いは、ブルーベリー茎エキスとウラジロガシを加えている点です。

  • ブルーベリー茎エキス:抗酸化作用が高いプロアントシアニジンというポリフェノールを豊富に含む素材です。
  • ウラジロガシ:尿石予防に使われるサプリメントの原料にも採用されており、利尿作用、抗炎症作用があります。


ジュレッタ下部尿路ケア」は、既に膀胱炎や尿石症といった病気を発症している愛犬愛猫にはもちろん、「今は健康だけど予防したい!」というコにも食べてもらえます。

下部尿路の健康維持のために、普段のケアにプラスアルファとして使うのがおすすめです。フレーバー(味)は「チキン」となっています。

    種類 価格
    ジュレッタ下部尿路ケア 2包パック(8食分) 1029円
    ジュレッタ下部尿路ケア 7包パック(28食分) 2844円
    ジュレッタ下部尿路ケア たっぷりパック(48食分・計量スプーン付き) 3790円
    ジュレッタ下部尿路ケア たっぷりパック(48食分・計量スプーンなし) 3790円

    ※2024年2月時点での商品名・価格です


    ジュレッタ下部尿路ケアの詳細はこちらから>>

    まとめ

    一部の下部尿路疾患や腎臓病は普段から十分に水分を摂取することで
    発症を予防することができるので、普段から愛犬愛猫の水分摂取量を意識してみてください。

    「うちの子は中々お水を飲んでくれない・・・」とお悩みの方は是非一度
    ジュレッタをお試しください!

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